まさかの同居?同棲?
店に到着した。古民家調の素敵なお店だった。
「素敵な店。パスタ屋には見えない。でも、すごい、こういう雰囲気好きです。」
「良かった。入ろう。」
個室に通された。

緊張していた。
「この前は、本当にありがとう。コーヒーの染み、洗ったら消えてかなり助かった。ありがとう。」
「いえ。なんかお節介ですいません。」
「お節介じゃないよ。すごいじゃん。プロだね。」
すごく照れた。

注文したものが届いた。
「このパスタおいしい。」
「よかった。喜んでもらえて。」
すごくおいしかった。おいしいものを食べると本当幸せだった。
「幸せそうに食べるね。」
恥ずかしい。
「おいしもの食べると幸せで。すいません。」
「いいじゃん。そういうの大事だよ。こっちもよりおいしくなるし。」
照れた。

「ご馳走様でした。」
おごってもらった。
「ここまた来たいと思います。いいお店教えてくれてありがとうございます。」
「じゃあ、また、一緒に来る?」
「え?」
「あはは。」
笑われた。
『冗談きついヨ。』

「送っていくね。」
「はい。」

< 10 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop