性別のない幽霊くん。
『どうしたの?』「われは…性別と名前がないのである…」
『ええ、ますます不思議だね』
と、人間は言う。
「うぅ、すまぬ…」『謝らないでいいよ!僕は君を気に入ったんだ!よろしくね!』
幽霊であるわれを怖がらず気に入ったという人間、われからしたらお前のほうが不思議なのだ……と心で思いながらも、少し嬉しかったので「あぁ、よろしく頼む…、」と言ったのだ。
.。o○
どうやら、人間は重い病気らしい、心臓病というものらしい。
『僕ね、一年後手術をするんだ。』
そう悲しそうに人間は言う、それに続けて人間は、『僕、その手術で死んじゃうかもしれないんだ』われは驚いた、こんなに小さな人間が、手術を受け最悪の場合死ぬかもしれないのだから。
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