性別のない幽霊くん。
「な、泣くなよ!今から弱気になってると、予定よりも早く死んじまうぞ!」
『お前なんかにわかんないさ!僕の気持ちなんて、生きたいよ、君みたいに笑ってたいよ…ずっと…ずっとずっと!』
そういうと、膝をついて下を向いた。
人間は泣いていた、そうだよな、われにはわからない、人間の気持ち、われも死んでいるけれど゛死ぬ゛という気持ちはわからない。
でも、できるだけ寄り添ってやりたいんだ。
生きててよかった、死んだあと後悔しないようにって。
でも、ごめん…
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