僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
昔なじみの病院?
僕の体調不良の原因は、今季の流行を先取りした形で発症したインフルエンザA型だった。
熱があると告げた段階ですでに疑われていたらしく、待合室には通されず車で待機するように言われて。
スマホに連絡をもらう形で裏ルートから案内されて診察室に入ったら、僕の顔を見るなり「あー、多分インフルだね。目がそんなだわ」って嘘だろ。
検査もしてないのに断言するみたいに言われたことに驚いて、その嫌味なぐらい整った顔の金髪長髪の医者の顔を、僕は思わず睨み付けてしまった。
「もうやだっ。そんな怖い顔しないのっ。ちょ〜っと気持ち悪いけど我慢してね〜」
って、僕、子供じゃないんだけど? っていうか何故いきなりオネェ言葉!?
熱があると告げた段階ですでに疑われていたらしく、待合室には通されず車で待機するように言われて。
スマホに連絡をもらう形で裏ルートから案内されて診察室に入ったら、僕の顔を見るなり「あー、多分インフルだね。目がそんなだわ」って嘘だろ。
検査もしてないのに断言するみたいに言われたことに驚いて、その嫌味なぐらい整った顔の金髪長髪の医者の顔を、僕は思わず睨み付けてしまった。
「もうやだっ。そんな怖い顔しないのっ。ちょ〜っと気持ち悪いけど我慢してね〜」
って、僕、子供じゃないんだけど? っていうか何故いきなりオネェ言葉!?