僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
「中、変わってなくて懐かしかったね。今日は若先生の方だったけど、ほら、私たちがお世話になった先生も、まだ現役で院長してらっしゃるんだって!」
って葵咲ちゃん。何故そんなに嬉しそうなの?
僕は「インフルエンザ」と言われた時点でキミに感染してしまいそうで気が気じゃないというのに。
まさかあの若先生とやらが美形だったから嬉しかったり?
キミが病気になったら、僕は絶対女医さんがやってる内科を探して連れて行くから!
ハンドルを握る葵咲ちゃんの横顔を見つめながら、僕はほぅ、っとひとつ溜め息をついた。
もちろんマスクはしてるし、窓は全開にしてあるけれど心配で堪らないと言ったら葵咲ちゃんはきっと笑うんだろうな。
それで、今からでも遅くないから実家に帰ってって言ったらめちゃくちゃ怒るんだ。
って葵咲ちゃん。何故そんなに嬉しそうなの?
僕は「インフルエンザ」と言われた時点でキミに感染してしまいそうで気が気じゃないというのに。
まさかあの若先生とやらが美形だったから嬉しかったり?
キミが病気になったら、僕は絶対女医さんがやってる内科を探して連れて行くから!
ハンドルを握る葵咲ちゃんの横顔を見つめながら、僕はほぅ、っとひとつ溜め息をついた。
もちろんマスクはしてるし、窓は全開にしてあるけれど心配で堪らないと言ったら葵咲ちゃんはきっと笑うんだろうな。
それで、今からでも遅くないから実家に帰ってって言ったらめちゃくちゃ怒るんだ。