名無しのヒーロー ~シングルマザーは先生に溺愛されました~
ネットで検索を掛けたところ。
【民法】779条に嫡出でない子は、その父又は母がこれを認知する事ができる
と、書いてあった。
要するに、認知すれば正式に戸籍に記載されるということだ。
認知をしてもらうと、教育費を請求できたり、相続権が発生したり、万が一私に何かあった時に将嗣に美優を頼むことができる。
デメリットは、将来的に将嗣が介護か必要になった時に介護責任が発生する。
うーん。
私が、拒否をしても民法上は、将嗣から認知請求をする事も出来るわけかー。
実の親子という事は、事実だから将嗣が認知をしたいといったら、せざるを得ないと云うことだ。
「認知届」なるものを提出とも書いてあった。
はぁ~。なんだか、いろいろ大変だ。
色々考えすぎて返事が送れずに携帯を握りしめ、頭を抱えた。
すると携帯電話が振動と共に着信音が鳴り出して、慌ててスマホの画面を見ると将嗣からだった。
くそー。ラインは通話も出来るんだった。