名無しのヒーロー ~シングルマザーは先生に溺愛されました~
上半身が露わになった姿もファッション誌のモデルのようで、カッコイイ。
そんなカッコイイ人の前で、丸みを帯びた体を晒すのはイタタマレナイ。
大人の女として、かっこよくベッドに誘いたいけど、そんな ”出来る女風”のキャラではない。
翔也さんのおへそを見つめたまま固まってしまった私。
「夏希さん、視線が熱いですよ」
えっ!? まって、まって、もしかして、下半身眺めていたように思われている?
慌てて翔也さんの顔を見上げると、フッと、目を細めた。翔也さんは腕を回し、私は縦抱っこに持ち上げられ、ベッドの上に降ろされた。
私の両手をベッドに縫い留めると艶の含んだ瞳で見下ろされ、
「夏希さんの期待に添うよう、がんばりますよ」
と、キスを落とされた。
ベッドの上で腕を抑えられて、熱い口づけをされている。
いつもと違う角度で、下から見上げる翔也さんは、濃厚な艶香を放っている。
それだけでさっき飲んだワインが、甘く、熱く、全身に回っていくような錯覚に陥る。
薄く開いた唇からぬるりと翔也さんの舌が忍び込んでくる。厚みのある舌で歯列をなぞられ、上口蓋をなでられ、口の中を蹂躙する翔也さんの舌が、私の眠っていた官能を引き起こす。
クチュクチュとリップ音が響き、耳からも愛撫されているようだ。
そんなカッコイイ人の前で、丸みを帯びた体を晒すのはイタタマレナイ。
大人の女として、かっこよくベッドに誘いたいけど、そんな ”出来る女風”のキャラではない。
翔也さんのおへそを見つめたまま固まってしまった私。
「夏希さん、視線が熱いですよ」
えっ!? まって、まって、もしかして、下半身眺めていたように思われている?
慌てて翔也さんの顔を見上げると、フッと、目を細めた。翔也さんは腕を回し、私は縦抱っこに持ち上げられ、ベッドの上に降ろされた。
私の両手をベッドに縫い留めると艶の含んだ瞳で見下ろされ、
「夏希さんの期待に添うよう、がんばりますよ」
と、キスを落とされた。
ベッドの上で腕を抑えられて、熱い口づけをされている。
いつもと違う角度で、下から見上げる翔也さんは、濃厚な艶香を放っている。
それだけでさっき飲んだワインが、甘く、熱く、全身に回っていくような錯覚に陥る。
薄く開いた唇からぬるりと翔也さんの舌が忍び込んでくる。厚みのある舌で歯列をなぞられ、上口蓋をなでられ、口の中を蹂躙する翔也さんの舌が、私の眠っていた官能を引き起こす。
クチュクチュとリップ音が響き、耳からも愛撫されているようだ。