僕らの紡いだ音!
「きーらーきーらーひーかーるー」
「おーそーらーのーほーしーよー」
シノと歌いながらあの子が言っていたことを思い出していた。
(あんたなんか死んじゃえばよかったのよ!)
そんなの言われなくたってわかってる。
いまさら言われて傷つくほどやわじゃない。
でも、シノは心配そうにしていたから大丈夫だと何度も言った。
けど、それが嘘だってことは気づいているが、それ以上何も言わないので私も知らないふりをした。

< 18 / 38 >

この作品をシェア

pagetop