ダージリンティーの香り
高々とナイフを持ち上げる。
まるでとても名誉なことの様に。
胸を張って。
「まずは・・・」
振り下ろす先には、私の親友。
アスミの胸元から骨盤の辺りから、ズーッと鈍いナイフの通る音が響く。
そして出来た赤い液体の漏れる深い穴へ私は手を突っ込み、何かを掴んで引っ張り出す。
ゴリゴリゴリッ。
「これは大腸・・・これは肝臓・・・」
私はありったけの力でアスミの体の中の"もの”を次から次へと引っ張り出す。
肉が破かれ、骨が砕かれ、神経をつつかれ...
死にたくても死ねない、アスミの叫び声が暗闇の中に木霊する。
暗くてよく見えない。
アスミに恨みなんて無い。
多分無い。
だって1番の親友なんだから・・・。
夜闇に紛れて私は涙を流した。
「直ぐに助けてあげるからね・・・。」
だから安心して、
アスミ。
まるでとても名誉なことの様に。
胸を張って。
「まずは・・・」
振り下ろす先には、私の親友。
アスミの胸元から骨盤の辺りから、ズーッと鈍いナイフの通る音が響く。
そして出来た赤い液体の漏れる深い穴へ私は手を突っ込み、何かを掴んで引っ張り出す。
ゴリゴリゴリッ。
「これは大腸・・・これは肝臓・・・」
私はありったけの力でアスミの体の中の"もの”を次から次へと引っ張り出す。
肉が破かれ、骨が砕かれ、神経をつつかれ...
死にたくても死ねない、アスミの叫び声が暗闇の中に木霊する。
暗くてよく見えない。
アスミに恨みなんて無い。
多分無い。
だって1番の親友なんだから・・・。
夜闇に紛れて私は涙を流した。
「直ぐに助けてあげるからね・・・。」
だから安心して、
アスミ。