若き海運王は初恋の花を甘く切なく手折りたい
「カナト……?」
「嫌だったら言うんだよ」
キスを繰り返されていくうちに、あたまのなかがぼぉっとしてきたマツリカは、彼がこれから何をしようとしているのかわからないまま、ワンピースごしに胸元をふれられて思わず甘い声をあげてしまう。
「はぅ……ンッ」
「かわいい……」
「やだ、あたし……っ」
「恥ずかしがらないで。どうせここにいるのは俺とマツリカのふたりだけなんだから。ねえ、気持ちいい声、もっと聞かせて?」
海色のワンピースの下に着ているのもまた、カナトが用意させたレースがふんだんにつかわれた淡い紫色の下着だった。ワンピースのおおきくひらかれた襟元から覗く清楚で淫らな下着が、彼を追い詰めていることにマツリカは気づいていない。
「ンッ」
「マツリカは俺の恋人だから、キスされて愛撫されて気持ちよく啼いてくれればいいんだよ」
「そんなっ」
「今日は初日だからこのくらいにするけど、すこしずつ練習で慣らしていこうね」
キスだってはじめてだったんだから、とくすくす笑いながらカナトに額に唇を寄せられてマツリカは顔を真っ赤にする。
「こ、こんなの恋人役に求めないでよ……」
「嫌だったら言うんだよ」
キスを繰り返されていくうちに、あたまのなかがぼぉっとしてきたマツリカは、彼がこれから何をしようとしているのかわからないまま、ワンピースごしに胸元をふれられて思わず甘い声をあげてしまう。
「はぅ……ンッ」
「かわいい……」
「やだ、あたし……っ」
「恥ずかしがらないで。どうせここにいるのは俺とマツリカのふたりだけなんだから。ねえ、気持ちいい声、もっと聞かせて?」
海色のワンピースの下に着ているのもまた、カナトが用意させたレースがふんだんにつかわれた淡い紫色の下着だった。ワンピースのおおきくひらかれた襟元から覗く清楚で淫らな下着が、彼を追い詰めていることにマツリカは気づいていない。
「ンッ」
「マツリカは俺の恋人だから、キスされて愛撫されて気持ちよく啼いてくれればいいんだよ」
「そんなっ」
「今日は初日だからこのくらいにするけど、すこしずつ練習で慣らしていこうね」
キスだってはじめてだったんだから、とくすくす笑いながらカナトに額に唇を寄せられてマツリカは顔を真っ赤にする。
「こ、こんなの恋人役に求めないでよ……」