若き海運王は初恋の花を甘く切なく手折りたい
「でも、マイルは貴女をこういう風に自分のものにしたいと考えていると、公にしたようなものだ。俺の方が先に貴女を見初めたのに……!」
「カナト?」
カナトはキスをつづけながらマツリカを下着だけの状態にしてしまう。お酒を飲んでいい雰囲気になったわけでもないのに、彼はマツリカをベッドのうえに組み敷いて、獣のように漆黒の瞳を煌めかせながら、下着の紐をほどいていく。カナトに一方的に身動きを封じられて、あっという間に服を剥ぎ取られてしまった。怖いのに、なぜか焦っている彼の表情から目がはなせない。彼はマイルに嫉妬しているのだろうか。義理の弟でしかないのに。そのうえ「先に見初めた」って……?
「記憶を思い出してもらうまで黙っていようと思ったけど、もう限界だ……クソッ」
「ああっ!」
ブラジャーをずらされ、敏感なふたつの淡いピンク色の頂を指で摘ままれて、嬌声があがる。そのまま顔を近づけられ、舐められる。舌先ではだかの胸元を刺激され、マツリカの身体がひくりと震える。
「カナト?」
カナトはキスをつづけながらマツリカを下着だけの状態にしてしまう。お酒を飲んでいい雰囲気になったわけでもないのに、彼はマツリカをベッドのうえに組み敷いて、獣のように漆黒の瞳を煌めかせながら、下着の紐をほどいていく。カナトに一方的に身動きを封じられて、あっという間に服を剥ぎ取られてしまった。怖いのに、なぜか焦っている彼の表情から目がはなせない。彼はマイルに嫉妬しているのだろうか。義理の弟でしかないのに。そのうえ「先に見初めた」って……?
「記憶を思い出してもらうまで黙っていようと思ったけど、もう限界だ……クソッ」
「ああっ!」
ブラジャーをずらされ、敏感なふたつの淡いピンク色の頂を指で摘ままれて、嬌声があがる。そのまま顔を近づけられ、舐められる。舌先ではだかの胸元を刺激され、マツリカの身体がひくりと震える。