若き海運王は初恋の花を甘く切なく手折りたい
 クルーズのあいだにゆるやかに調教された身体はカナトに与えられる刺激が足りないと、もっと欲しいともどかしそうに震えていた。マツリカの恥じらう表情を見て、カナトが嬉しそうに見下ろしている。

「俺の手で気持ち良さそうになっているマツリカ、いつまでも見てられるな」
「カナトぉ」
「決めた。クリスマスが終わるまでこのままベッドでマツリカを可愛がることにする」
「――ッ!?」
< 248 / 298 >

この作品をシェア

pagetop