好きは月曜日に


きゅっと結んでいた口を緩ませ、決心したような、熱い眼差しを向けられる。



「あ、の。
星川さん、す、」


「す?」




「…水曜日も会えませんか?」


……私の期待する言葉は今日も出てこない。

持田くんは、「はぁ」と小さく息を吐きながら俯いた。


「はぁ」って言いたいの私のほうなんですけど。

なんで誘われると毎回ご飯に行くのか。

ちょっとは考えてみてほしい。


そろそろ私の気持ちも察して。

ねえ、持田くん。
本当に伝えたい言葉、言ってくれませんか。


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