二人の幼なじみに愛されてます
図書室だった。静かにしないとだね。
「理央どうしたの」と声を潜めて聞いた。
今日は先に帰っていいよ、と伝えたんだけど。
「どうせ、一人じゃわからないところばっかだろ」
私の勉強を手伝いに来てくれたのかな。
わざわざ、図書室にまで来てくれるなんて。
「もしかして、理央って優しいの」
「今更気づいたのか」
はぁ、とため息をつかれ呆れられてしまった。
「ここだったら、話せないから教室行くぞ」
「え、待ってよ」
広げていたノートを閉じて、わきに抱える。
足早に図書室を出ていこうとする理央を慌てて追いかけた。
*
教室には誰も残っていなかった。
理央の席の隣に座った。
問題集を開いて、さっきの続きから解き始める。
「わからないとこあったら言って」
理央はそう言って、自分の勉強を始めた。
案外ちゃんと教えてくれるみたい。けど、少し理央との距離が遠い気がする。
「理央どうしたの」と声を潜めて聞いた。
今日は先に帰っていいよ、と伝えたんだけど。
「どうせ、一人じゃわからないところばっかだろ」
私の勉強を手伝いに来てくれたのかな。
わざわざ、図書室にまで来てくれるなんて。
「もしかして、理央って優しいの」
「今更気づいたのか」
はぁ、とため息をつかれ呆れられてしまった。
「ここだったら、話せないから教室行くぞ」
「え、待ってよ」
広げていたノートを閉じて、わきに抱える。
足早に図書室を出ていこうとする理央を慌てて追いかけた。
*
教室には誰も残っていなかった。
理央の席の隣に座った。
問題集を開いて、さっきの続きから解き始める。
「わからないとこあったら言って」
理央はそう言って、自分の勉強を始めた。
案外ちゃんと教えてくれるみたい。けど、少し理央との距離が遠い気がする。