二人の幼なじみに愛されてます
「シャーペン貸して」
「はい」
筆箱からシャーペンを取り出し、律くんに渡す。そして、律くんは単語の横に印をつけていく。それを眺めるフリをしながら、律くんの影から理央のほうに目を向ける。
ばちっと理央と目があった。とっさに目をそらす。心臓が大きく音を立てた。
あっぶない。
「愛乃? どうかした」
印をつけ終わった律くんが私の顔を見る。
「なんでもないよ。あ、書き終わったんだね。ありがとう」
印がつけられた単語帳とシャーペンを受け取った。小テストに出る単語を一通り眺める。
小テストは十個の英単語が出題される。
これなら、覚えられそうかな。理央のことはいったん忘れて小テストの勉強に集中しないと。
「はい」
筆箱からシャーペンを取り出し、律くんに渡す。そして、律くんは単語の横に印をつけていく。それを眺めるフリをしながら、律くんの影から理央のほうに目を向ける。
ばちっと理央と目があった。とっさに目をそらす。心臓が大きく音を立てた。
あっぶない。
「愛乃? どうかした」
印をつけ終わった律くんが私の顔を見る。
「なんでもないよ。あ、書き終わったんだね。ありがとう」
印がつけられた単語帳とシャーペンを受け取った。小テストに出る単語を一通り眺める。
小テストは十個の英単語が出題される。
これなら、覚えられそうかな。理央のことはいったん忘れて小テストの勉強に集中しないと。