極上悪魔な弁護士が溺甘パパになりました
(両思い、だから?)
うれしさと恥ずかしさに繭はかっと頬を染める。
「やっ、くすぐったい」
身をよじって悶える繭に樹はくすりと笑む。
「くすぐったい、じゃないはずだけど?」
「ああっ」
樹の長い指が繭の胸をとらえ焦らすように撫で回すと、甘い疼きが繭を襲う。
「続きが欲しい?」
嗜虐的な彼の笑みが憎らしい。繭はふるふると頭を振って、訴える。
「お願いっ、意地悪言わないで……」
「これはメールを無視した仕返し」
苦笑交じりに彼は言って、敏感な場所に触れるか触れないかのところで指先を何度も往復させる。
(メ、メールって、アメリカからの?)
たしかに樹はアメリカから繭に何度かメールをくれた。けれど、繭は一度も返事をしなかった。メールをやり取りしたら、彼との関係に続きを期待してしまいそうで怖かったのだ。そのうちに妊娠がわかって、ますます樹には連絡が取れなくなった。
「ご、ごめんなさい……」
うれしさと恥ずかしさに繭はかっと頬を染める。
「やっ、くすぐったい」
身をよじって悶える繭に樹はくすりと笑む。
「くすぐったい、じゃないはずだけど?」
「ああっ」
樹の長い指が繭の胸をとらえ焦らすように撫で回すと、甘い疼きが繭を襲う。
「続きが欲しい?」
嗜虐的な彼の笑みが憎らしい。繭はふるふると頭を振って、訴える。
「お願いっ、意地悪言わないで……」
「これはメールを無視した仕返し」
苦笑交じりに彼は言って、敏感な場所に触れるか触れないかのところで指先を何度も往復させる。
(メ、メールって、アメリカからの?)
たしかに樹はアメリカから繭に何度かメールをくれた。けれど、繭は一度も返事をしなかった。メールをやり取りしたら、彼との関係に続きを期待してしまいそうで怖かったのだ。そのうちに妊娠がわかって、ますます樹には連絡が取れなくなった。
「ご、ごめんなさい……」