ヤリマンとヤリチンが本気で恋をした

将暉は、鈴音の言葉がすごく引っかかった。
強い口調で、はっきり言う人は初めてだった。
何かを感じていた。でも、モヤモヤするだけで、わからなかった。

鈴音は、『やってしまった』と思った。
関係ない相手に、あんなに恥ずかしいことを言ってしまったと。

数日後、鈴音は、案を提出しに将暉の事務所にきた。
「これをこうしましょう。」
「はい。やってみます。」

「先日は、失礼しました。関係ない田嶋さんに変なこと言って。」
「いや、俺も変わらない。彼女なんて作らないって思ってるんで、一緒なんですかね？まだ、中川さんの方がマシなのかもしれません。」
「では、失礼します。」
鈴音は帰った。