雫な日常
仕事が終わって仔猫の所に行くと…

トラ猫だけが別の箱に入っている…

「何で別に入ってるのん」

近くに居た子に聞くと

「バイト君が持って帰るらしいですよ店長に話してましたよ」

と教えてくれた…

「そうなんや…」

ポツリと呟いて…
三毛とクロを撫でた。

少しして旦那から電話がかかってきた…

「どうする事になってん」

「ケンに聞いたら飼いたいらしい…ちゃんと世話もするって約束すんねんて…
でもな…トラ猫は貰いてが決まってんて…
だから…悩んでる…
猫飼うのん結構お金かかるしなぁ…」

「もう両方とも飼えよチビの時のトイレとか砂とかが残ってるから大丈夫やろ」

「うん…全部 残してるけど…
2匹は無理やよ…
それに…黒猫は怖いねんもん…」

「そしたら…お前の好きにしろよ飼ったたらケンが喜ぶと思うぞ」

「分かった…どうするか…
もう少し考えてみるわ…」

と電話を切った。
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