雫な日常
私は、もう一度 仔猫を手のひらに乗せて

「うちに来る
うちの子になる」

って聞いてみた。

クロは相変わらず

ミャア〜ミャア〜鳴いてるだけ

三毛は…

ミャア〜ミャア〜ミャア〜と鳴いて やっぱり私の手のひらをペロペロ…ペロペロ…と舐めた。

【お腹減ったよ…
お母さんは何処なの?
早く帰って来てよ…】

それを見て…

「うちの子になる…?」

と仔猫の鼻に私の鼻を引っ付けた。

そしたら…
鼻の頭をペロペロペロと舐めた。

決定

貴女は今から…うちの子です

近くに居たバイトの子に

「この子は、うちで飼う事にしたから…帰って迎えに来るまで預かってて貰ってくれる店が閉まるまでには迎えに来るから」

と言って三毛を箱に戻して走って行った。
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