クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
そして………秋葉くんの大きな手が私の頭に乗っかった。
私の頭を優しく包み込むように撫でてくれる。
その仕草にドキッと心臓が飛び跳ねた。
「あ、秋葉くん……?」
「太陽。これからはそう呼んでよ」
「………へ?」
頭を撫でたまま、顔を覗き込まれる。
「これからずっと一緒にいるんだから秋葉くんはないだろ。太陽って、呼んでみ?」
秋葉くんはそっと顔を近づけると甘くささやく。私はぼぼぼっと音が出そうなほど体中が熱くなるのを感じた。
だ、男子の名前を呼ぶなんて……。
「ほら、早く。じゃないと、キス、するよ?」
「は?キス!?」
イタズラっぽく笑う秋葉くんは楽しそう。
でも、目は笑っていない。
ほ、本気だ!
「はーやーくー」
「た、た、た、………」
「た?」
太陽って呼ぼうとするけどその先が出てこない!
秋葉くんの鬼!悪魔!