クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
そう。
高校生で恋をしても無駄だって思っちゃう。恋なんて無意味なんだよ。
「愛華………。過去に何があったのかはわかんないけど、私は恋することは素敵だと思うなぁ。秋葉くんも愛華のこと、恋愛対象として見てるんじゃない?」
「それはない!絶対ない!」
太陽みたいなイケメンで強くて、暴走族の総長をやっているような人が地味な私に興味持つわけないじゃん。
太陽は過去に犯した罪を私に謝りたいだけなんだよ。
それが済めば私からも離れていく。
「はい、これでこの話は終わり!っていうわけでこれからもよろしくお願いします」
「私は構わないけど………」
私は無理やり話を終わらせてお弁当を胃の中にかきこむ。
そんな私を見て何か言いたげな顔をしていたけど、気にしない。
私は私の思った道を進むんだから。
***
「はぁ………つ、疲れた……」