クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

「それならいいが。いいか?煌雅、あんまり俺の愛華に手を出すなよ」



太陽はいつもの調子で低く言い放つとギロリと人睨みする。


相変わらず怖いな………。つーか、太陽のものになった覚えはないんだけど。


いつからあんたのものになったんだよ。



「わかってるよ。太陽はほんと独占欲強いんだから」


「あ"あ"?なんつった?」


「2人とも。落ち着いて。や、山川くん、今日はありがとう。ほら、太陽も。帰るよ」



言いたいことは山ほどあったが、ここは一旦離れた方が良さそうだと思ったので2人を引き離すことにした。


山川くんは太陽に睨まれても怯みもせずに、淡々と会話をしている。



「ちっ。わかったよ。愛華、行くぞ」



私に渋々頷いた太陽は納得していないようだったけど私の腕を掴み、部屋から出た。



「ちょ、太陽!何怒ってんのさ。山川くんとは別に何もないからね?」


「怒ってねぇよ」
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