クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

その笑顔を見た瞬間にドキッと胸が高鳴る。


え、なんでドキッとするの。
そして、なんで笑ったの………。


その笑顔を何故かまっすぐ見ることができなくて私の方から視線を逸らした。


このドキドキは………なんだろう。


自然と手で胸のあたりをぎゅっと握る。



「静かにしろ。えーっと、秋葉の席は………清水の隣な」


「え?」


「はい、わかりました」



先生の言葉を聞いてガバッと顔をあげる。


今………なんて???


一瞬にして頭の中がはてなマークでいっぱいになる。


急いで隣を見てみると昨日までなかったはずの机が隣にあるではないか。


ギャーっ!


嘘でしょ!


なんで秋葉くんが私の隣の席なのよ!



「それじゃあ、よろしくな。これでホームルーム終わり!みんな、一限目の授業に遅れないようにな」



先生は出席簿をパタンと閉じるとスタスタと教室から出ていってしまった。
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