クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
嫉妬??
ーキーンコーンカーンコーン………。
四時間目の授業が終わるチャイムが鳴り響く。
やっと昼休みだ………。
なんか今日時間進むの遅いなー。
きっと原因は………隣にいる秋葉くん。
なんか知らないけど授業中ずっとこっち見てきて全く集中出来なかった!
イライラしながら教科書とノートを机にしまう。
それを見計らったかのように、
「なぁ、清水。一緒に昼飯食わねぇ?」
と、お昼のお誘いをしてきた。
「…………お断りします。私は友達と食べるので」
…………なんだ、この甘ーい視線は。
さっきの鋭い視線はどこにいった?
大丈夫か?この人。
これだから不良は嫌いなんだよ。
だいたい、私じゃなくても他のクラスの女子を誘えばいいじゃない。
どうして、私なのよ。
「えー、どーしてもダメか?俺、清水と食べたいんだけど」
「…………嫌です」
私はその視線から一刻も早く逃れたくてお弁当と水筒を取り出すと紅葉の方に一目散に向かった。