クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
なんか、自分に自信がもてない私と違ってすごいなぁ………と毎回思う。
でも、この見た目だから自信もてないのは仕方なくない?
自分とは正反対な紅葉がたまに羨ましくなる。
「いーい?愛華。愛華はすごく可愛いんだよ?メガネ外すとおめめパッチリだし、髪だって下ろせばふわふわだし。もう少し自分に自信を持ってもいーの」
「…………ありがとう」
褒められて素直に嬉しいと思う。
お世話でも紅葉にそう言われればそんな気がしてくるから。
「とりあえずお昼食べな。秋葉くんはこれからゆっくりと関わっていけばいいじゃない。多分、向こうもそう思ってるはずだよ」
なんか………うまく丸め込まれてるような。
遠回しに仲良くしろって言われてる気がする……。
「…………わかったよ。……話聞いてくれてありがと」
渋々ながら頷く。
仲良くはなれるかわかんないけど、話を聞いてくれた紅葉にはお礼を言った。