クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

なんか、自分に自信がもてない私と違ってすごいなぁ………と毎回思う。


でも、この見た目だから自信もてないのは仕方なくない?


自分とは正反対な紅葉がたまに羨ましくなる。



「いーい?愛華。愛華はすごく可愛いんだよ?メガネ外すとおめめパッチリだし、髪だって下ろせばふわふわだし。もう少し自分に自信を持ってもいーの」


「…………ありがとう」



褒められて素直に嬉しいと思う。


お世話でも紅葉にそう言われればそんな気がしてくるから。



「とりあえずお昼食べな。秋葉くんはこれからゆっくりと関わっていけばいいじゃない。多分、向こうもそう思ってるはずだよ」



なんか………うまく丸め込まれてるような。


遠回しに仲良くしろって言われてる気がする……。



「…………わかったよ。……話聞いてくれてありがと」



渋々ながら頷く。


仲良くはなれるかわかんないけど、話を聞いてくれた紅葉にはお礼を言った。
< 21 / 225 >

この作品をシェア

pagetop