クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
「じゃあ、まず俺からな。俺は副総長の大月和人(おおつきかずと)。太陽と同じ、高校二年だ。学校は太陽が前に通っていた高校に行っている。よろしくな」
「どうも………」
頭を下げてとりあえず挨拶。なんか、この人が一番まともそう………。
大月くんは黒髪のサラサラストレートで、目つきはそこまで鋭くない。
スっと通った鼻筋にピンク色の薄いくちびるがのっている。
「じゃあ、次は………」
「はいはい!俺がする!俺は鹿野優馬(しかのゆうま)!高校二年でMoonlightの幹部やってます!」
元気よく挨拶したのはさっきまでクール……?な、雰囲気を醸し出していた彼。
いきなり、ハイテンションで自己紹介をしてきたのでびっくりした。
さっきとキャラ、違いすぎないか??
「優馬、落ち着け。彼女………えっと名前……」
「あ、清水愛華です」
「愛華ちゃんが困ってるぞ」