クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

心の中でそう誓う。



「あ?街でバイクで走ってたら、いつの間にか後ろに見覚えのあるバイクが追いかけてきて。そんで路地に曲がったら行き止まりで降りたらケンカふっかけられた」



なんの躊躇いもなく淡々に話す秋葉くん。なるほど。一方的に絡まれたってことか。



「なるほどな。それで?愛華ちゃんは、なんで巻き込まれてたんだ?」


大月くんは呆れたように肩をすくめると私を見てくる。


そりゃそうなるよね。


暴走族と関係ない人が秋葉くんと一緒にここに来たんだから、そりゃ呆れるわ。



「えーっと、図書館に本を借りに行っていて、借り終わって図書館を出たらバイクが通り過ぎて行ったのが見えて。それを追いかけたら……巻き込まれてました」



言っている自分でも呆れる。なんであの時逃げなかったんだろうって。



「ふーん。それでこのチェーンメールが送られてきたってことか。太陽、コイツらの身元は割れてるのか?」
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