クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
史上最悪………。
そんな暴走族に目をつけられてしまったってことか。
「…………」
「混乱してるのはわかってる。だけど、わかって欲しい。これから愛華ちゃんを守るためにも理解して欲しいんだ」
守る………?
「え?私、あなたたちに守られなきゃいけないの?」
もう、わけがわかんない。
今日でこの騒ぎは終わりじゃないの!?
「当たり前だろ。目をつけられたんだ。このままBLACKCATSが黙ってるわけがないしな」
強めの口調で石黒くんが念押しする。
「はい………」
石黒くん、なんか怖いっ!
「今日はとりあえず大丈夫そうだけど………これからはちょいちょいここに来て欲しい。愛華ちゃんを守るにはそれしかないんだ」
「愛華は俺一人でも守れるぞ。だからここに来る必要は無い」
秋葉くんに守ると言われてドキッと心臓が飛び跳ねる。
「あ?無理あるだろ。今日はもう帰ってもらって作戦をねるぞ」