クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

私が答えると前に向き直り何かを考え込むように頭を抱えてしまった。


…………申し訳ないな。


自分から聞いといてわからないって。なんか悪いことをした気分になる。



「あのー………それで?話って?」



この空気に耐えられず、話題を変えた。私は私で秋葉くんの話が気になってしょうがない。



「話………。過去のことでな」


「過去のこと………」



過去のことって、一体どういうことだろうか。私と関係ある話なの?


「あぁ。大事な話だ。どこから話すべきか………」


「秋葉くん、ゆっくりでいいよ。ちゃんと受け止めるから。過去のこと」



秋葉くんの過去に何があったかは分からないけど何かあったのは確実だ。私は秋葉くんのことをもっと知りたいと自然に思っていた。


男子とまともに話したことがあるのは指で数えるくらいで、全然男子には興味がなかった私。
< 87 / 225 >

この作品をシェア

pagetop