秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~

「ひゃっ!」


思わず両手で顔を覆う。

まさか、ハダカで寝てたなんて!


「ああ……。ハダカで寝るの気持ちいいんだ。もともと人は生まれたときハダカだからな」


目を覆った理由に気づいた刹那くんは、やすやすとそんなことを口にする。

そんな理屈を言われても~!

それよりも、早く服を着て~。


「ふわあ」


ノンキにあくびをする刹那くん。

指の隙間からチラッと見ちゃうのは、怖いものこそ見たくなる、みたいな心情かも。

朝陽を存分に浴びた刹那くんは、これでもかってくらい神々しく、生きる彫刻のよう。

ほんとに、同じ人間……?

はぁ……ため息がでるほどかっこいい……。


「見たいならちゃんと見ていいよ」
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