秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~
声をかけられてぎょっとした。
気づかなかったけど、最上段に男子生徒がひとり座っていたのだ。
始業式は明日なのに、制服を着て棒付きキャンデーを口に突っ込んでいる。
「……っ、」
見ない顔、って。
生徒はたくさんいるだろうに、全員覚えているかのような言い方。
「しかも、かわいい」
彼は、目の覚めるような金色の髪の毛をゆらしながら、くしゃっと笑う。
かわいい、じゃなくて童顔の間違いでは……?
そもそも、男の子のこういう言葉、私はうのみにしないけど。
「制服着てなにしてんの? 一般の生徒はまだ休みでしょ?」
そういう彼だって制服だけど……。
彼は、一般の生徒じゃないってこと?
「わ、私、今年からこの学校に編入してきてっ……今日ここについたばかりで……」
気づかなかったけど、最上段に男子生徒がひとり座っていたのだ。
始業式は明日なのに、制服を着て棒付きキャンデーを口に突っ込んでいる。
「……っ、」
見ない顔、って。
生徒はたくさんいるだろうに、全員覚えているかのような言い方。
「しかも、かわいい」
彼は、目の覚めるような金色の髪の毛をゆらしながら、くしゃっと笑う。
かわいい、じゃなくて童顔の間違いでは……?
そもそも、男の子のこういう言葉、私はうのみにしないけど。
「制服着てなにしてんの? 一般の生徒はまだ休みでしょ?」
そういう彼だって制服だけど……。
彼は、一般の生徒じゃないってこと?
「わ、私、今年からこの学校に編入してきてっ……今日ここについたばかりで……」