秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~

蘭子さんは、言ってくれたら用意するのにって言ってくれたけど、自分で選びたかったんだ。

包みにもこだわりたかったからラッピング用品も購入。

そして日曜日、早速作ってみた。

日替わりで色んな種類のお菓子を作ることにした。

料理やお菓子作りって、ストレス発散にもなるんだよね。


時間も忘れて作業に没頭していると、


「うまそうな匂いするな」


刹那くんがキッチンに急に入ってくるからびっくりした。


「そんなに匂ってる?」

「ああ、リビングにはもれなく」


まあ、椿の部屋までは届てないだろうと付け加えながらキッチンへ入ってくる。

しっかりドアを閉めて置いたけど、ここの寮には充満しちゃってたみたい。


「へー、こうやってシュークリームの生地って膨らむんだ」
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