秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~
「ええっ……!」
ジリっと足が一歩後退する。
もしかして、わ、私も、ハダカに……!?
「む、無理無理無理~!」
状況を把握したら、一気に頭が冴えた。
素晴らしい絵に感動している場合じゃなかった!
「芸術だって納得してただろ?」
「それとこれとは話が別で~」
苦笑いしながら、ドアの方へ向かう。
隙を見て、この部屋から脱出する機会をうかがう。
「出さないよ」
そんな行動は読まれ、先回りされてドアに背をつけられてしまう。
「……っ、!」
「いいから、そこ座って」
「ほ、ほんとにムリだって!」
ごめんなさい許してくださいと言わんばかりに頭を下げる。
「べつに、ヌードになれなんて言わねえよ」