秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~

「この学園の寮も、売りのひとつなのよ。地下には色んなスポーツを楽しめる施設もあるし、1階にある食堂もバイキング形式ですごく好評なの。みんな親元を離れてさみしい気持ちもあるだろうけど、快適に楽しみながらここでの生活を送ってもらえるようにっていう白凰学園からのプレゼントみたいなものよ」


目を細める蘭子さんは、ちょっとお母さんみたい。

若いから失礼かもだけど、寮長さんっていうだけあって包容力がありそうだし、一瞬で頼りになりそうな人だなって思ったもん。


「聞いてるだけでもワクワクしてきました!」


たしかに、ずっとここで生活するのはさみしい気持ちもある。

でも、こんなにすごい設備が整っていたら、さみしい気持ちもまぎれそう。

早くも、ここの生活が楽しみになってきた!
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