秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~
私は料理が得意だから、たまにはみんなにふるまったりしたい。
基本、食事は1階にある食堂でとるらしいけど、キッチンもあるから自炊しても構わないと聞いているし。
「そ、そうね……」
ん?
蘭子さんの目が泳いでるのは……うん、気のせいだよね!
「私、お弁当を作って持っていきたいんですけど、外に買い物には行ってもいいんですか?」
「あらそう、じゃあ、適当に後で冷蔵庫に材料を詰めておくわね」
「ええっ、そんなことまでしてもらうわけにはっ!」
「いいのよ、それは当然のことだから」
……それも、ここでの生活を楽しむためのプレゼントなのかな?