秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~
刹那くんもそうなんだけど、今日はいるはずのなかった3人が集結してるこの状況がよくわかんない。
「マジで、読みが当たってよかった」
じゃあ、刹那くんはこうなるのがわかっていて、1日早く帰って来たってこと?
「とかなんとか言いながら、お前も抜け駆けしたかっただけだろ」
「お前と一緒にすんな」
うわあ……帰ってきて早々空気がピリピリしてる。
椿くん助けて~!
ここにいたら、きっと丸く収めてくれるだろうけど、この3人だけだともっと凍りつきそうでヒヤヒヤがとまらない。
「寧々、風呂入ったら部屋に鍵かけて朝まで出てくるな」
刹那くんからはそんな要求が飛び。
「なんでそんなにオシャレしてんだよ。せっかくだから今からモデルやれ」
琉夏くんからも、そんなことを命令される。
「いいから早く風呂入れ」
「部屋に来いよ」
うーわ、どうしようっ!?
また騒々しい日々がはじまりそうだと、私は頭を抱えた。