秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~

結局。私はその日、ドアを開けずに一晩を過ごした。

目覚めたら朝の5時。

夜明けもまだで、部屋の外も静か。

リビングでは夜遅くまで人の声が聞こえていたけれど、日付が変わったころには静かになって。

私もいつの間にか寝ちゃっていたみたい。

昼寝もしてたから、早く目が覚めたんだ


「はあ……」


共学に通えば、それなりに男子との接触は避けられないのはわかっていたけど。

これはあまりにも……。

グーーーーっとお腹が鳴った。

そうだ。
結局夕飯も食べてないし、お風呂にだって入ってない。


ドアを開けて、忍び足でリビングへ向かった。

ソファーで誰かが寝ていたらどうしようかと思ったけど、3人ともちゃんと部屋に入ってるみたいでほっとする。

しっかり脱衣所にカギをかけて、シャワーを浴びた。
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