子供のままの男に恋した。
だいぶ泣き尽くした。
「ありがとう。すっきりした。」
「泣くと、ブスだな。
ブス天ちゃんになった。」
笑われた。
「ひどい。」
「冗談だよ。可愛いよ。」
「もう。」
笑った。
「笑ってる方がいいよ。」
「ありがとう。」

「帰ろうか!腹減ったし。」
「あっ、ごめん。私のせいだね。」
「そうだよ。チビ天ちゃんのせい。
お詫びに、ご飯食わせろ。」
「うん。何がいい?」
「チビ天ちゃんの手料理。」
「え?」
「いいでしょ?」
「はい。じゃあ、うち来ます?」
「行く!道案内して。」
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