冷めない熱で溶かして、それから。


「それは……?」

「ああ、これは俺専用の課題だって先生から渡されました。今まで授業とかサボってきたんで、色々やばいらしいです」

「そ、そんなに……⁉︎」

「でも最近はちゃんと授業受けてますよ。だから先生も追加で課題出して、進級できるように助けようとしてくれてるんだと思います」


 確かに松野くん、最初にあった頃より丸くなった気はするけれど……まさか進級が危ぶまれるほど深刻な状況だっなんて!

< 143 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop