プリンスたちに気に入られました
11時頃、インターホンが鳴った。
画面を見たら、裕太くんだった。

「裕太くん、どうしたの?」
「みゆんち、2人とも医者だから、いないと思って、心配で来た。」
「ありがとう。どうぞ。」
「寝てて。
たべやすそうなもの買ってきた。」
「学校は?」
「早退。」
「ごめんね。」
「みゆはいつも謝る。俺たちのせいだろ?
ごめん。」
「大丈夫だよ。友達になってくれてありがとう。3人ともいい人。」

 寝てしまった。
 しかし、唇に何か触ってる気がして、目を開けた。裕太くんの顔がそばにあった。
『キスー?』
目を閉じて、寝たふりした。
「友達かぁ。俺も2人と同等なんだな。」

『どういう意味?』
わからなかった。
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