契約婚と聞いていたのに溺愛婚でした
「でも?」
こめかみに優しくキスされる。こういう甘やかされるのは好きだ。
「こんな風になったことがないんだもの。自分がおかしくなりそうで怖い」
「おかしくしたいんだよ」
「あとこういうのは好きみたい」
「こういうの?」
「うん。こーやって優しく抱かれて、キスされるのも嫌いじゃないみたい」
こめかみから頬に落ちてきたキスが柔らかく唇に重なる。
何度も槙野はキスして、美冬が緩く口元を開くと、甘く舌が絡んだ。
美冬は槙野の身体にきゅっと腕を回してしがみつく。ぎゅっと抱き返されたのが分かった。
──ほら、やっぱり優しいし、安心する。
肩や背中や腰やもしかしたらお尻くらいは触られたかもしれないけれど、それは許容範囲だ。
「美冬……」
「んー?」
「お互いの家への挨拶が終わったら籍入れるからな」
「うん……」
こめかみに優しくキスされる。こういう甘やかされるのは好きだ。
「こんな風になったことがないんだもの。自分がおかしくなりそうで怖い」
「おかしくしたいんだよ」
「あとこういうのは好きみたい」
「こういうの?」
「うん。こーやって優しく抱かれて、キスされるのも嫌いじゃないみたい」
こめかみから頬に落ちてきたキスが柔らかく唇に重なる。
何度も槙野はキスして、美冬が緩く口元を開くと、甘く舌が絡んだ。
美冬は槙野の身体にきゅっと腕を回してしがみつく。ぎゅっと抱き返されたのが分かった。
──ほら、やっぱり優しいし、安心する。
肩や背中や腰やもしかしたらお尻くらいは触られたかもしれないけれど、それは許容範囲だ。
「美冬……」
「んー?」
「お互いの家への挨拶が終わったら籍入れるからな」
「うん……」