契約婚と聞いていたのに溺愛婚でした
「最初はそうだったけど! でも、今は違うよ? 祐輔のこと本当に大好きって思える。ちゃんと婚約者だって思っているから」
「羨ましい」
「え?」
「羨ましいと言ったんだよ。嫌なところも嫌いなところもちゃんと見て、それでも好きだって言える関係にまでなったってことだろう? 羨ましい以外の何物でもないね」
「羨ましい……の?」
石丸は軽くため息をついたあと、美冬が驚くほど華やかな顔で笑った。
「結婚おめでとう、美冬。とてもお似合いだよ。幸せになりなよ」
「羨ましい」
「え?」
「羨ましいと言ったんだよ。嫌なところも嫌いなところもちゃんと見て、それでも好きだって言える関係にまでなったってことだろう? 羨ましい以外の何物でもないね」
「羨ましい……の?」
石丸は軽くため息をついたあと、美冬が驚くほど華やかな顔で笑った。
「結婚おめでとう、美冬。とてもお似合いだよ。幸せになりなよ」