契約婚と聞いていたのに溺愛婚でした
けど、こんなご褒美があるのが人生というものなのかもしれない。
それも、美冬が常に一生懸命に仕事をしていて、周りに恵まれていたからだ。
おそらく今回の件はエス・ケイ・アールの木崎社長の力も大きいのではないかと思う。
きっとミルヴェイユと一緒に仕事をしたいと思ってくれた木崎の気持ちや、憧れブランドとしての強い推薦がミルヴェイユを華やかな場へと導いてくれた。
もちろん、お詫びの気持ちもあるだろうがそれ以上のものを返してもらった。
ビジネスマンとして有能な人でありながら、もらった恩は忘れないという木崎の振る舞いを目の当たりにして、美冬は自分もそうでありたいと強く思う。
ちょっと問題もあったようだけれど、今の綾奈ならば、その問題も近いうちに解決するのだろう。
「へぇ? ガールズコレクション?」
帰ってきた槙野に美冬は真っ先に報告した。
美冬はキッチンで夕飯の準備をしている。
いつもはお互いに帰りも遅く、外食がほとんどの二人なのだが、美冬は今日はもう落ち着かなくて、杉村に社長室を追い出されてしまったのだ。
それは杉村の思いやりなのだろうが。
それも、美冬が常に一生懸命に仕事をしていて、周りに恵まれていたからだ。
おそらく今回の件はエス・ケイ・アールの木崎社長の力も大きいのではないかと思う。
きっとミルヴェイユと一緒に仕事をしたいと思ってくれた木崎の気持ちや、憧れブランドとしての強い推薦がミルヴェイユを華やかな場へと導いてくれた。
もちろん、お詫びの気持ちもあるだろうがそれ以上のものを返してもらった。
ビジネスマンとして有能な人でありながら、もらった恩は忘れないという木崎の振る舞いを目の当たりにして、美冬は自分もそうでありたいと強く思う。
ちょっと問題もあったようだけれど、今の綾奈ならば、その問題も近いうちに解決するのだろう。
「へぇ? ガールズコレクション?」
帰ってきた槙野に美冬は真っ先に報告した。
美冬はキッチンで夕飯の準備をしている。
いつもはお互いに帰りも遅く、外食がほとんどの二人なのだが、美冬は今日はもう落ち着かなくて、杉村に社長室を追い出されてしまったのだ。
それは杉村の思いやりなのだろうが。