契約婚と聞いていたのに溺愛婚でした
「槙野さん、あのっ……」
「なんだ?」
「そういうの、する?」
槙野はにっ、と笑った。きらりと光った目が美冬を射抜くように見る。
わぁ!怖いってばー!
「てか、逆になんで何もしないと思うんだ?」
当然のようにソファに押し倒されて、美冬は脱力する。
そうだわ……この人、そういう人だったぁ!
「抵抗しねーんだな?」
「今更しない」
槙野はふっと笑って、美冬の頬を撫でる。
「お前のそういう潔良いところは俺は好きだけど、痛い目見ないかと思うと心配でもある」
好……きとか心配、とか。頬をするっと撫でるとか。
そういうの、こっちまですごくドキドキしちゃうから、困る。
契約だって言ったくせに、好きとか言われるのは、本当に……困るのだ。
「痛い目なんて、合わないよ」
「だって、美冬はこんなに簡単に押し倒せるし、細くて華奢で……」
さっきまで腕がちぎれるとか言っていたくせに。
急な女の子扱いには、なんだか……戸惑う。
「なんだ?」
「そういうの、する?」
槙野はにっ、と笑った。きらりと光った目が美冬を射抜くように見る。
わぁ!怖いってばー!
「てか、逆になんで何もしないと思うんだ?」
当然のようにソファに押し倒されて、美冬は脱力する。
そうだわ……この人、そういう人だったぁ!
「抵抗しねーんだな?」
「今更しない」
槙野はふっと笑って、美冬の頬を撫でる。
「お前のそういう潔良いところは俺は好きだけど、痛い目見ないかと思うと心配でもある」
好……きとか心配、とか。頬をするっと撫でるとか。
そういうの、こっちまですごくドキドキしちゃうから、困る。
契約だって言ったくせに、好きとか言われるのは、本当に……困るのだ。
「痛い目なんて、合わないよ」
「だって、美冬はこんなに簡単に押し倒せるし、細くて華奢で……」
さっきまで腕がちぎれるとか言っていたくせに。
急な女の子扱いには、なんだか……戸惑う。