極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
ちらちらと垣間見える厚い胸板。腕まくりした袖からのぞくたくましい前腕に浮かぶ太い血管。
髪をタオルでふきながら歩いてくる様子も妙に男の色気があって目の毒だ……。
「今日は展望デッキのカフェで遅めのブランチにして、そのままドレスショップに行こうか」
「はい、あの」
「なんだ?」
「いえ……、なんでもないです」
翔一郎さんも椅子に腰かけて、新聞を読みながら紅茶を飲みはじめる。
昨日の出来事には何もふれない。
ピアノバーで翔一郎さんにどきどきさせられて……、揺れる気持ちをしずめようとプールに行った。体を動かしたらすっきりするかと思って。
思ったとおり将生さんに会えて、プールサイドで話していたら翔一郎さんがやってきた。
そして、突然の強引なキス。
壁際に追いつめられて。乱暴なくらい激しく求められて。
怖かった。
でも、ふと見た翔一郎さんの表情がとても苦しそうで。何があったのかわからないけれど、その瞬間なぜか翔一郎さんがかわいそうで愛しくなった。
いきなりされたあんなことも許せてしまった。
髪をタオルでふきながら歩いてくる様子も妙に男の色気があって目の毒だ……。
「今日は展望デッキのカフェで遅めのブランチにして、そのままドレスショップに行こうか」
「はい、あの」
「なんだ?」
「いえ……、なんでもないです」
翔一郎さんも椅子に腰かけて、新聞を読みながら紅茶を飲みはじめる。
昨日の出来事には何もふれない。
ピアノバーで翔一郎さんにどきどきさせられて……、揺れる気持ちをしずめようとプールに行った。体を動かしたらすっきりするかと思って。
思ったとおり将生さんに会えて、プールサイドで話していたら翔一郎さんがやってきた。
そして、突然の強引なキス。
壁際に追いつめられて。乱暴なくらい激しく求められて。
怖かった。
でも、ふと見た翔一郎さんの表情がとても苦しそうで。何があったのかわからないけれど、その瞬間なぜか翔一郎さんがかわいそうで愛しくなった。
いきなりされたあんなことも許せてしまった。