極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
地味なわたしを一人前のレディーに見えるようにメイクしてくれたその技術をわたしは忘れない。ほんと、すごかった……。
「今日は鞠香のフェアウェルパーティー用のイブニングドレスと、ほかにも何着か頼みたい」
「はい。おうかがいしております」
翔一郎さんとリサさんが話している。
ある程度、話は通っているようだ。今朝、バトラーのエリオットさんを通じて伝えたのだろうか。手回しがいいなあ。
「なにぶん時間がございませんのでフルオーダーは承れませんが、当店の職人がマリカ様にフィットするようにお直しいたします。どうぞご安心ください」
リサさんがわたしに向かってにこりと微笑んだ。
「あっ、いえ、リサさんを信頼してますので、わたしは全然大丈夫です!」
「ありがとうございます」
ちょっと焦ってしまったわたしに、リサさんがくすくすと小さく笑う。
「本当におかわいらしい花嫁様ですね。カイドウ様が夢中になられるわけもわかります」
「そうだろう? 鞠香に惚れるなよ?」
「もちろんです。わたくしだって、ニューヨークにかわいいパートナーが待っていますから」
「今日は鞠香のフェアウェルパーティー用のイブニングドレスと、ほかにも何着か頼みたい」
「はい。おうかがいしております」
翔一郎さんとリサさんが話している。
ある程度、話は通っているようだ。今朝、バトラーのエリオットさんを通じて伝えたのだろうか。手回しがいいなあ。
「なにぶん時間がございませんのでフルオーダーは承れませんが、当店の職人がマリカ様にフィットするようにお直しいたします。どうぞご安心ください」
リサさんがわたしに向かってにこりと微笑んだ。
「あっ、いえ、リサさんを信頼してますので、わたしは全然大丈夫です!」
「ありがとうございます」
ちょっと焦ってしまったわたしに、リサさんがくすくすと小さく笑う。
「本当におかわいらしい花嫁様ですね。カイドウ様が夢中になられるわけもわかります」
「そうだろう? 鞠香に惚れるなよ?」
「もちろんです。わたくしだって、ニューヨークにかわいいパートナーが待っていますから」