極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
2.ダイヤモンドのお嬢様
「これはまた……、別世界みたいですね」
ドレスショップから少し歩いたところにダイヤモンドをメインにした宝飾品店があった。
なんと言ったらいいのか、店内がキラキラしすぎていて言葉が出ない。品がないかんじではなくて、ゴージャスというかラグジュアリーというか。
翔一郎さんはここでイブニングドレスに合わせたアクセサリーを購入するという。
「……っ!」
わたしはさりげなく置かれているプライスカードをつい見てしまった。ぎょっとして目を見開く。
お値段の桁が……数えられない。これってわたしのお給料、何か月分?
「あのー、これはいただくにはさすがに高価すぎます。それとも、後日お返しすればいいのでしょうか」
焦って断わろうとしたら、またも驚きの事実を知らされた。
「私は一度贈ったものを返せなどとは言わない。ウェルカムパーティーの時のピアスとネックレスも、きみのものだ」
「は……?」
あの夜、身に着けていたアクセサリーは、ダイヤモンドのような透きとおった宝石が繊細な細い鎖に連なって美しくきらめいていた。
ドレスショップから少し歩いたところにダイヤモンドをメインにした宝飾品店があった。
なんと言ったらいいのか、店内がキラキラしすぎていて言葉が出ない。品がないかんじではなくて、ゴージャスというかラグジュアリーというか。
翔一郎さんはここでイブニングドレスに合わせたアクセサリーを購入するという。
「……っ!」
わたしはさりげなく置かれているプライスカードをつい見てしまった。ぎょっとして目を見開く。
お値段の桁が……数えられない。これってわたしのお給料、何か月分?
「あのー、これはいただくにはさすがに高価すぎます。それとも、後日お返しすればいいのでしょうか」
焦って断わろうとしたら、またも驚きの事実を知らされた。
「私は一度贈ったものを返せなどとは言わない。ウェルカムパーティーの時のピアスとネックレスも、きみのものだ」
「は……?」
あの夜、身に着けていたアクセサリーは、ダイヤモンドのような透きとおった宝石が繊細な細い鎖に連なって美しくきらめいていた。