極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
3.マイ・フェア・レディ?
正体不明の男に連れていかれたのは、パーティー会場にほど近い控え室のような部屋だった。
控え室といっても、すごく広くてゴージャス! もしかしたら使われていない客室の一つなのかもしれない。
「こちらへどうぞ」
中には数人の女性スタッフがいて、そのうちの一人が先に立って、わたしをさらに奥の部屋に案内しようとする。
こちらへと言われても、わけがわからない。
このまま付いていってもいいの?
わたしをここにエスコートした海堂翔一郎さんを振り返って見た。
「あ、あの、何をしようとしているんですか?」
「うん、とりあえず着替えてから話をしよう」
海堂さんはもう部屋の中央にあるソファーでリラックスしていた。口調もさっきまでの改まったものではなく、フランクなかんじになっている。
確かに赤ワインで汚れたままのワンピースでは、ソファーに座ることもできない。
「着替えは部屋にありますので、わたし戻りま……」
「ああ。シャワーを浴びている間に用意させるから、きみは気にしなくていい」
「えっ? シャワー?」
「ワインがかなり染みているように見えるが」
控え室といっても、すごく広くてゴージャス! もしかしたら使われていない客室の一つなのかもしれない。
「こちらへどうぞ」
中には数人の女性スタッフがいて、そのうちの一人が先に立って、わたしをさらに奥の部屋に案内しようとする。
こちらへと言われても、わけがわからない。
このまま付いていってもいいの?
わたしをここにエスコートした海堂翔一郎さんを振り返って見た。
「あ、あの、何をしようとしているんですか?」
「うん、とりあえず着替えてから話をしよう」
海堂さんはもう部屋の中央にあるソファーでリラックスしていた。口調もさっきまでの改まったものではなく、フランクなかんじになっている。
確かに赤ワインで汚れたままのワンピースでは、ソファーに座ることもできない。
「着替えは部屋にありますので、わたし戻りま……」
「ああ。シャワーを浴びている間に用意させるから、きみは気にしなくていい」
「えっ? シャワー?」
「ワインがかなり染みているように見えるが」