極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
将生の部屋は、俺の部屋の下の階にあるプレミアムスイートだ。山内は別に部屋を取って、朝から夜まで将生のもとに『出勤』しているはずだ。
セキュリティガードの男と彼の上長とともに部屋の鍵を開け、中に入る。
大きなピクチャーウィンドウに、一面の空と海。ブラインドは開いていて明るい日差しが差しこんでいるが、広いリビングルームに人影は見当たらない。
プレミアムスイートは二部屋で構成されているので、ここでなければベッドルームだ。
「将生、そこにいるのか」
ベッドルームの扉を開けて入ると、キングサイズのベッドの端に将生が寝ていた。普段着のままだ。
「将生!?」
返事がないどころか、ぴくりとも動かない。様子がおかしい。
駆け寄って確認すると呼吸も脈拍の異常はないようで、とりあえずほっとする。嘔吐などもない。将生はただ深く眠っているようだった。
「将生! 将生、起きろ」
何度か体を揺すると、将生は身動ぎ薄く目を開けた。
「将生、大丈夫か?」
「う……ん、あぁ……なぁに? にいさん……?」
「吐き気や息苦しさはないか」
「ん……? きもち……あるくないお……。ねみゅい……」
セキュリティガードの男と彼の上長とともに部屋の鍵を開け、中に入る。
大きなピクチャーウィンドウに、一面の空と海。ブラインドは開いていて明るい日差しが差しこんでいるが、広いリビングルームに人影は見当たらない。
プレミアムスイートは二部屋で構成されているので、ここでなければベッドルームだ。
「将生、そこにいるのか」
ベッドルームの扉を開けて入ると、キングサイズのベッドの端に将生が寝ていた。普段着のままだ。
「将生!?」
返事がないどころか、ぴくりとも動かない。様子がおかしい。
駆け寄って確認すると呼吸も脈拍の異常はないようで、とりあえずほっとする。嘔吐などもない。将生はただ深く眠っているようだった。
「将生! 将生、起きろ」
何度か体を揺すると、将生は身動ぎ薄く目を開けた。
「将生、大丈夫か?」
「う……ん、あぁ……なぁに? にいさん……?」
「吐き気や息苦しさはないか」
「ん……? きもち……あるくないお……。ねみゅい……」