極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
船上のハッピーウェディング
1.お試しハネムーンクルーズ
「すまない、昨夜は夢中になりすぎた」
航海六日目の朝食は、優雅なレースの天蓋がついたベッドの上で。
シーツの端に腰かけて謝る翔一郎さんはもうちゃんとした服に着替えている。わたしはまだナイトガウンのままで、ベッドにたくさん並べたクッションに寄りかかっていた。
「こんなことになるなんて……」
今朝翔一郎さんと一緒に起きて着替えようとしたのだけれど、足がプルプルと震えてしまってうまく立てなかったのだ。
すぐ翔一郎さんに抱きあげられて、わたしはベッドに逆戻り。
「してほしいことがあったら、なんでもするから」
大の男が背中を丸めて、ちょっとしょんぼりしている姿がなんだかかわいい。まあ、昨日したことは全然かわいくないけど。
わたし、初めてなのに、あんなに乱されて……。思い出すと頬が熱くなってくる。
「かわいい」
「え?」
唐突につぶやいた翔一郎さんが顔を近づけてきた。
これはキスの距離!
「待って、翔一郎さん、午後から出かけるんでしょ?」
「ああ。リサの店にドレスの最終フィッティングの予約を入れた」
航海六日目の朝食は、優雅なレースの天蓋がついたベッドの上で。
シーツの端に腰かけて謝る翔一郎さんはもうちゃんとした服に着替えている。わたしはまだナイトガウンのままで、ベッドにたくさん並べたクッションに寄りかかっていた。
「こんなことになるなんて……」
今朝翔一郎さんと一緒に起きて着替えようとしたのだけれど、足がプルプルと震えてしまってうまく立てなかったのだ。
すぐ翔一郎さんに抱きあげられて、わたしはベッドに逆戻り。
「してほしいことがあったら、なんでもするから」
大の男が背中を丸めて、ちょっとしょんぼりしている姿がなんだかかわいい。まあ、昨日したことは全然かわいくないけど。
わたし、初めてなのに、あんなに乱されて……。思い出すと頬が熱くなってくる。
「かわいい」
「え?」
唐突につぶやいた翔一郎さんが顔を近づけてきた。
これはキスの距離!
「待って、翔一郎さん、午後から出かけるんでしょ?」
「ああ。リサの店にドレスの最終フィッティングの予約を入れた」